21世界 XXI LE・MONDE マルセイユタロット カモワン版 大アルカナ

大アルカナ
奪衣婆
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こんばんは、奪衣婆です。

奪衣婆
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今夜は「世界XXI」のマルセイユ版、ウェイト版、マルセイユ カモワン版の
解釈とキーワード、仏教との関連をまとめました。

奪衣婆
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無数の賢人たちが残してくれた言葉が、世の中にはまだまだたくさんありますので、随時更新していきます。

この『世界XXI』は一連の大アルカナの最後に位置することから最も重要視する注解者も多く、他のカードに比べ解釈は千差万別だと言われています。

カードの構図は、月桂樹で形作られた輪と、その中央に描かれた人物、
その外周を四大元素を象徴する「天使=風」「=水」「=大地」「ライオン=火」が取り囲んでいます。

マルセイユ版『世界XXI』

中心に描かれた人物を女性とみるのは、タロット発祥といわれている中世時代から、現代に至るまで多くのタロットカードで採用されてきた解釈です。またこの女性を運命の女神・フォルトゥーナと関連付けて解釈する説も存在しています。

フォルトゥーナ ローマ神話の運命の女神

天使・鷲・牛・ライオンは四福音書、福音記者の象徴です
「天使=聖マタイ」「鷲=聖ヨハネ」「牛=聖ルカ」「ライオン=聖マルコ」です。この4つの象徴は、四角形の四隅に配置され中心の人物を見守るかのように描かれる。

マンダラ『キリストの勝利』

この絵の中心には、聖書を携えたイエス・キリストが鎮座し、四方には「世界」と同じモチーフが確認できます。マルセイユ版のモデルとなったと解釈されています。
「世界」に描かれる人物は、「キリスト(男性)」であったものが後に女性的なモチーフへと変わったようです。この説を裏付けるものとして17世紀半ばのパリでデザインされたタロットの「世界」には男性が描かれているものが存在しています。

この人物は「両性具有」「神人合一」とする説もあります。
大アルカナの最後に位置するカードは、男性・女性のどちらにも偏ることなく、究極的に完璧な存在として扱うべきであり、完全なる統合、ゴールとして最も相応しいと考える説です。

人物を取り巻くアーモンド型の植物は、子宮を表し、その上下のリボンと併せてを表しています。
中央で片足を上げ、踊っているようにも見えますが、その姿からは躍動を感じ取れない。
永遠の中で、動きの無いダンスを踊りつづける、完全統合を果たした完全な存在が、内的にも外的にも誕生した瞬間である。
この後、彼(または彼女)は、新たなる目的に向けて旅に出るべく、再びもとの場所から再スタートを切る。

この説によると、この「世界XXI」は終わりであると同時に始まりでもあるということが分かります。
全ての事柄には「終わり」というものは存在せず、輪廻転生を繰り返すことで限りなく「終わり」へと近づいて行くことが重要であると暗示しています。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

最後のこのカードは「完成」を表します。
神と一体化した裸の人物が喜びのあまり踊っている。左手には杖を持ち、右手には小さな壺を持っている。その中には不老不死の薬が入っている。
周囲にいる四聖獣は、「手品師 I」のカードに出てきた四大元素がすべて永遠の生命を得た姿を表している、と解釈されます。

【物の見方】

最終的に重要なのはタイミング。まるで世界と自分が、ピッタリと息が合っているように感じられるときなら、全てがうまくいく

連繋カード】

卵 旅行
四大元素
四方への旅行
横道十二宮

愚者


手元に隠された卵

旅行
過去から未来への探求の旅

愚者』詳細はこちら

世界XXI
愚者
手品師I

四大元素
左手
杖=火
ナイフ=風
コップ=水
コイン=地

手品師I』詳細はこちら

世界XXI
手品師I
戦車VII

四方への旅行
馬車
宇宙意識を持つ
天上天下旅する

『戦車VII』詳細はこちら

世界XXI
戦車VII
吊るしXII

横道十二宮
赤い宝珠形

『吊るしXII』詳細はこちら

世界XXI
吊るしXII
【基本キーワード】

完成 大願成就 宇宙 世間 社交 全方位 宇宙意識 永遠

世界XXI 正位置
世界XXI 逆位置

【人間関係】
世界XXI 正位置
世界XXI 逆位置
【恋愛と結婚】
世界XXI 正位置
世界XXI 逆位置
【金銭問題】
世界XXI 正位置
世界XXI 逆位置
【ビジネス】
世界XXI 正位置
世界XXI 逆位置
【仕事捜し】
世界XXI 正位置
世界XXI 逆位置
奪衣婆
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いかがでしたか。
ひとつの意味に多くの表現がありますが、すべてを当てはめるのではなく、その時々で、心に留まったキーワードを、ご自分の中にある答えを探すための手がかりにしましょう。
キーワードの海に溺れないでくださいね!

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